top of page
  • 執筆者の写真Omura Masayuki

飼育奮闘記〜ナミゲン編(その2)

更新日:2018年12月18日

(*その1はこちらへ)

最初は楽勝だった稚魚捕りも、幼虫が大きくなるにつれ、大きさも数も必要になるし、稚魚だけでは間に合わんくなってきた。

単純に考えても、朝夕1回ずつエサを与えるとして1日に22匹の魚が必要なわけで、1回に50匹捕えたとしても、無駄死にもあるし2日に1回は捕りにいかねばならん。そのたびに散歩中の人たちに説明したり、遊んでいる子どもたちにつきまとわれるのもめんどくさいし、幼虫の毎日の水換えやらエサ魚の管理やら、付随するいろいろでけっこうな時間をとられるので、時間節約という意味でも、不本意ながらペットショップのお世話になることにした。

エサとしてはイエコオロギが適しているそうなので、市内の爬虫類ショップを検索し、いちばん近いところに通う。


6/13

2齢から3齢への脱皮。中から出てくる時は白い、ていうか透明できれい。


花びらのように並ぶ複眼が特に目立つけど、体内の器官なども透けて見える


複眼がかわいいと思う。

娘が言うには「でも話が通じなさそうやん?」。

まあね。



6/21

蛹化が近いと思われ、エサを食わなくなった。体長は8㎝くらいにまでなった。でかい。


用意していた蛹化セットに移動。蛹化が近づくと、幼虫は水から出て土中に潜って蛹室をつくるため、両方の環境を備えたセットを作った。

強制上陸させる方法もあるらしいけど、できるだけ自然に近い形でやってみたかったので、自力で上陸できるようにしたつもり。この植物を伝ってうまく上陸してくれたら……という願いを込めて。



6/22

前日幼虫を移した蛹化ケースをチェック。おお!おらん!

無事に上陸して蛹化準備に入ったと思われる。ひと安心。



6/23〜7/3

すべての幼虫が上陸成功! 

上陸はすべて夜間、しかも部屋の明かりの影響がある間はどうやら上陸しないようで、一度も上陸シーンを見ることはできなかった。

蛹化セットに移してから2日ほど上陸せんやつもおってハラハラしたけど、とりあえずみんな無事にひとつ目の山は越えることができた。これでしばらくは放置して大丈夫なはず。


エサやり、水換えの縛りからやっと解放された……

と思ったのもつかの間。

タガメがやってきた。



--続く(その3へ)

0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page