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  • 執筆者の写真Omura Masayuki

操られしもの

爽やかな秋晴れの中、打合せに向かうためチャリを走らせていると、右手にモゾっと生き物の感触。

あー、おまえどこから乗ってきた?


家から乗ってきたのか、途中で乗ってきたのか?

背景との落差のせいで、どこかしら飼いカマキリ的な。

そんなとこにおられたらハンドル握られんし。

けどさすがにこんな通り沿いに捨て置くのも忍びないので、エサが食えそうなところまで運んでやろうかね。やむなく手の甲に乗せて出発。

予想はしとったけど、しばらく走るうち、腕を登り肩に乗ったかと思うと、続いて頭に足をかけてきた。首がこそばゆい。1キロくらい走ったあたりの公園で下車していただいた。


このハラビロカマキの腹に寄生することも多いハリガネムシは、宿主を水辺へと誘導したのち、本来の生活の場である水中に戻って繁殖行動を行う。

たまたま今日運んだ場所も川の近くではあった。

ヒトまで使って誘導していたりして。

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