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  • 執筆者の写真Omura Masayuki

星蜂雀

狙っている虫の写真が思うように撮れず、ここんとこ夜明けの時間帯、晴れた日は同じポイントに通っている。

相手はスズメガの仲間、ホウジャクで、花から花へとせわしなく蜜を吸いながら高速で飛び回るので、暗めの時間帯だと非常に撮りにくい。反面、薄暗い方が警戒心が弱く、撮影していてもまるで人がおらんかのようにまったく気にせず吸蜜に集中している。

スズメガはガの中では一番好きなグループで、戦闘機のような三角形の大きな翅を持っていて、眼光鋭く、それはもうカッコイイのひと言。

かなり大型のグループ中、ホウジャク類はおもに昼間活動する小型の部類で、一見ハチっぽくもある。ホウジャク=蜂雀とはよく名づけたもので、街路樹にも多いアベリアの周りで日中ホバリングしながら吸蜜するその姿を、ハチドリと見誤る人が多いのもわからんでもない。


さて、そのアベリアが複数植えてあるポイントには毎日多くのホウジャクが訪れるので、マジックアワーにそいつらを狙うわけですが、花の大きさが大きさなだけに、1つの花に対してのホバリング時間が短く、ピントが合った時にはもうすでに次の花に移動していたり、ブレブレだったり、追ううちに背景がごちゃつく位置に自分が移動していたり。


朝焼けを背景に撮りたい。

ちょっとモタついていると、マジックアワーはあっという間に終わり、見る見る空は白くなって。にしてもシャッター1/1000でもこの翅のブレですから。

どうやら羽ばたき回数は毎秒70回くらいとのこと。すごいです。想像を絶しますね。

こんなんビタっと止めて撮るにはシャッタースピードどんだけで撮らないかんの?

まだまだですな。



苦し紛れにストロボ使ってみた。これはたまたま動きと光が同調したのか、ラッキーなことに止まって撮れた。ホシホウジャクであろうことがようやくわかった。

もともとは虫を探しながら歩いて、ついでに多少なりとも運動不足の解消ができればとはじめたウォーキングやったけど、年を重ねて、渓流釣りをはじめとした野あそびのための体力維持の方が主目的になってしまった。

よって、普通に歩いていて目に入る大きめの虫たちが登場することが多くなるとは思いますが、今後ともよかったらおつきあいください。


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