(*その1はこちらへ)
最初は楽勝だった稚魚捕りも、幼虫が大きくなるにつれ、大きさも数も必要になるし、稚魚だけでは間に合わんくなってきた。
単純に考えても、朝夕1回ずつエサを与えるとして1日に22匹の魚が必要なわけで、1回に50匹捕えたとしても、無駄死にもあるし2日に1回は捕りにいかねばならん。そのたびに散歩中の人たちに説明したり、遊んでいる子どもたちにつきまとわれるのもめんどくさいし、幼虫の毎日の水換えやらエサ魚の管理やら、付随するいろいろでけっこうな時間をとられるので、時間節約という意味でも、不本意ながらペットショップのお世話になることにした。
エサとしてはイエコオロギが適しているそうなので、市内の爬虫類ショップを検索し、いちばん近いところに通う。
6/13
2齢から3齢への脱皮。中から出てくる時は白い、ていうか透明できれい。
複眼がかわいいと思う。
娘が言うには「でも話が通じなさそうやん?」。
まあね。
6/21
蛹化が近いと思われ、エサを食わなくなった。体長は8㎝くらいにまでなった。でかい。
用意していた蛹化セットに移動。蛹化が近づくと、幼虫は水から出て土中に潜って蛹室をつくるため、両方の環境を備えたセットを作った。
強制上陸させる方法もあるらしいけど、できるだけ自然に近い形でやってみたかったので、自力で上陸できるようにしたつもり。この植物を伝ってうまく上陸してくれたら……という願いを込めて。
6/22
前日幼虫を移した蛹化ケースをチェック。おお!おらん!
無事に上陸して蛹化準備に入ったと思われる。ひと安心。
6/23〜7/3
すべての幼虫が上陸成功!
上陸はすべて夜間、しかも部屋の明かりの影響がある間はどうやら上陸しないようで、一度も上陸シーンを見ることはできなかった。
蛹化セットに移してから2日ほど上陸せんやつもおってハラハラしたけど、とりあえずみんな無事にひとつ目の山は越えることができた。これでしばらくは放置して大丈夫なはず。
エサやり、水換えの縛りからやっと解放された……
と思ったのもつかの間。
タガメがやってきた。
--続く(その3へ)
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